WCPT(世界理学療法学会)に参加して【2015年5月1日~4日 シンガポール】

こんばんは。理学療法士の岩田研二(タイ)です。このたび、5月1日〜4日かけてシンガポールにて開催されたWCPT(世界理学療法連盟)Congressに参加してきました。これまで、WCPT Congressは4年ごとに開催されていましたが、今後は、2年ごとに変更となりました。2017年は南アフフリカ共和国(ケープタウン)です。ちなみにACPTはマレーシア(2016年)、AWP-WCPTはタイ(2017)で開催される予定です。

WCPT1

 

「発表演題数は2000以上」

演題数・参加者数も日本理学療法学術学会と同じくらいの印象でした。研究の質も、かなり差がありました。日本からの参加者も開催国がアジアでということもあり400人以上あったようです。途上国からの参加者もありましたが、多くはその国の会長や理事などです。タイからも10演題ほどの発表がありました。ちなみにこの国際学会は、参加費だけで10万円を超えます。途上国の理学療法士が払える金額ではありません。協会が助成金を出している国も多いようです。

WCPT2

 

「英語だけの問題ではない」

参加した多くの先生が、日本の研究は質の高いものだが、英語でのディスカッションができないため、どうしでもポスター発表中心となっているとおっしゃっていました。会場でも、質疑応答で相手の質問を理解できず混乱する日本人をみかけました。しかし、英語だけが問題ではないように個人的には思います。どうしても日本人は、普段外国人と接する機会が少ないため、外国人から突然質問がくるとパニックになってしまいますし、恥ずかしさもあり、なかなか外国人に自分から話しかけません。会場でも、日本人はグループで行動している姿が目につきました。つまり異文化理解能力などを含むソーシャルスキル能力が低いと感じました。ASEAN諸国における英語の授業時間は、日本より多いです。養成校や大学院教育の中でも語学力とソーシャルスキル能力向上のカリキュラムの整備が必要だと強く感じた学会となりました。私も少しでも協力できるように準備をすすめていきたいと思います。

WCPT3

 

2015.05.09

岩田 研二

 

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