アフリカで言語聴覚士!マラウイの特別支援教育からお届けします!

JICAボランティア青年海外協力隊としてマラウイ派遣されている言語聴覚士がブログをお届けします。

Muli bwanji?(ムリ ブァンジー?)こんにちは。マラウイから言語聴覚士(ST:Speech therapist)の渡邉がお届けいたします。

今日は私の配属先を紹介します。私の配属先はマラウイの南、首都から400kmほど離れたチラズル県ングルディにあるMontfort Special Needs Education Collegeというところです。 ここはマラウイの特別支援教育の中心であり、特別支援教育教員の資格が取れる唯一の学校です。特別支援教育の教員資格を初めて取得するコースとすでに資格を持った先生が通うDiplomaコースがあります。

Audiology Clinic

敷地内にはカレッジの他に聴覚障害児の通うプレスクールとプライマリースクール、健常児と視覚障害児、発達障害児の通うプライマリースクールがあります。 通常マラウイの公立校は1クラス60人以上、多いと90人を超えることもあり、椅子も机もない教室の中にぎゅうぎゅう詰めで授業を行いますが、ここは恵まれたことに、1クラス15人前後で机も椅子もあります。

教室

特別支援教育分野には国内外からのプロジェクトや寄付が多く、一般の公立校に比べて施設は整っています。学校以外に聴覚障害児と視覚障害児が生活する寮、教員住宅もあるので敷地はとても広いです。 配属先は学校ですが、Audiology Clinicの機能もあり、毎週水曜日は学外からの患者の診察や補聴器のフィッティングを行っています。

私はカレッジと聴覚障害児の通うプレ・プライマリースクール、クリニックで活動をしています。 マラウイには資格を持ったSTがいないため、STに期待される仕事はとても多いです。聴覚障害児の構音指導、カレッジでの講義、クリニックでの言語聴覚療法など多岐に渡ります。 しかし全てを行うことは不可能なので、マラウイに資格を持ったSTが誕生するまでは、プレ・プライマリースクールの先生がSTの役割を果たせるようにすることが、聴覚障害児の指導にも繋がると考え、現在はカレッジで専門科目の授業を行いながら、授業内外で言語聴覚療法についても指導を行っています。

言語が違う環境での言語聴覚訓練は難しく問題も多々ありますが、その分やりがいもあり、大変貴重な体験をさせていただいていると感じています。毎日子どもたちの元気な姿と笑顔にパワーをもらって活動をしています。 現在は配属先だけでなく、他のリハ隊員の配属先でSTに関する講義をする機会もいただいています。これはまた別の機会にご紹介させて頂きます。

それでは今日はこの辺で。さようなら。Tionana(ティオナナ)!

プライマリースクール

このページの先頭へ