青年海外協力隊としてのタイの2年間を振り返る”作業療法士菅原さん”

作業療法士の菅原さんがタイでの

「คิดถึงไทยมั้ย?」(きっとぅんたいまい?)
「タイは恋しくないですか?」

帰国から一ヶ月。黄金の郷宮城県涌谷町よりタイOV作業療法士菅原万喜がお送りいたします。
今回《二年間の振り返り》とのことでリハレポの寄稿機会をいただきました。【①配属前】【②一年目】【③二年目】【④帰国後】と4段階でお話させていただきます。読者の皆様すこしお時間ちょうだいいたします。

【①配属前】
〜ลองทำดู(ろんたむどぅー)やってみよう!!〜

《どこにでもいる普通の作業療法士》だった私は、東日本大震災にて世界各国からたくさんのご支援をいただいたことに感謝し、その恩返しをしたいと青年海外協力隊を志願。
配属先はタイ国ラーチャブリー県ポタラーム郡立ポタラーム病院。
こちらは総合病院で、リハビリテーション(以下リハ)関連ではリハ医師、理学療法士、リハアシスタントで構成されており、作業療法士は不在。主に《地域の高齢者対策》の支援との要望。

「ポタラーム郡のリハを私の手で発展!!恩返しをするのよ〜!!」との意気込みで日本からやってきましたが。。。

【②一年目】
〜จริงเหรอ?(ちんろー?)マジで?〜
⤵︎脳梗塞発症後5日程度で自宅退院する患者様

⤵︎ご家族のバイク送迎でたま〜に来院するバイク事故による脊髄損傷の患者様

⤵︎日常生活を自力で行えてるのにリハに来ている患者様

⤵︎⤵︎⤵︎プロ野球がない。。。

郡立病院は基本的には郡民の医療費は無料。しかし、自力で通院できない患者様がほとんど。裕福なお家柄だと後遺症が軽度でも毎日家族の送迎でリハに来ている。

あちらこちらで子供たちがサッカーをしているみたいだけど、流行りなのかしら???

【③二年目】
〜ช่วยไม่ได้(ちゅーあいまいだーい)仕方ない〜

⤴︎入院期間が短くても患者様に自宅でできる自主トレメニューをお渡ししよう!!

⤴︎毎日来院できない患者様にのお宅に行けばいい!!

⤴︎後遺症が軽度な毎日来てくださる患者様にも感謝の気持ちをもとう!!

⤴︎⤴︎⤴︎サッカー(選手)観戦楽しい〜!!

療法士からのケアよりも家族がケアするのもまたタイスタイル!!すべての患者様に平等な治療を受けていただきたきたいけれども。。。日本の考えを押し付けても仕方ないっちゃ!!

任地のサッカーチーム、ラーチャブリーミッポンFCのサポーターになる。サッカーを通じてたくさんの輪が拡がる!!

【④帰国後】
〜คิดถึงไทย(きっとぅんたい)タイが恋しいわ〜

ふるさと宮城に帰り、就活や婚活をしなければならないですが。。
まずは、日本でわたしを支えてくださったみなさんに帰国のご挨拶をさせていだきました。

「痩せたーーー(・_・;!!」「タイは暑いの?」「ごはんは?水は?」「治安は?」「オカマの友達できぎだの?」「ムエタイ選手の彼氏はでぎだのが?」。。。
みなさんに共通して「無事に帰ってこれて良かったね〜」との言葉をかけて下さり、感謝の気持ちでいっぱいです。

印象的だったのは。。。「国際協力というのはジュニアボランティアが限られた二年間で任国に大きな変化をもたらすのは難しい。国際的な考えを持つ若者?を育成するためのボランティアと考えればそれは成功。日本に国際的な考えが持った人がまたひとり増えたということ。菅原さん、考え変わったでしょ?」と、いう大学時代の恩師からの言葉でした。

「二年間、配属先やタイの作業療法に何か変化をもたらすことができたのか???」
日本の作業療法士として技術や考え方を伝えることができたのか???」

いつもココロのどこかで自問自答していた私のココロがすーっとなり安心しました。
お国のお金でボランティアをさせていただく傍ら、何が任国に残さなければならないとばかり考えていました。でも、難しい。。。

《どこにでもいる普通の作業療法士》から、《ちょっとだけ国際思考な作業療法士》に。これが二年間の成果なのかと思います。

わたしたちリハ隊員は、誰かに頼まれて志望したわけではありません。日本のリハ技術を途上国へ伝えたい。自分自身が日本を離れ外から日本を見てみたいという気持ちの持ち主のプロフェッショナルです。青年海外協力隊に参加することは《普通の療法士》から《国際思考の療法士》に変化した仲間がふえていくことが手段のひとつなのではないでしょうか?

また、協力隊員の役割は帰国後の社会還元、啓発活動も大切であると《ちょっとだけ国際思考な作業療法士》は考えます。作業療法士学術発表会や地域のイベントなどで活動報告。私のできることに積極的に参加していきたいと思います。

タイの方は「きっとぅん=I miss you」の言葉をたくさんくださいます。冒頭のご挨拶のきっとぅんがあたたかいうちに任地にもう一度遊びに行きたいですね。

と。。。長い文章を最後まで読んで下さいましてありがとうございます。重ねてタイでボランティアをさせていただけたことに心から感謝申し上げます。

それでは今日はこの辺で
「ขอใจเธอแลกเบอร์โทร〜♫」(こーじゃいとぅーれーっくぶぅーとー)
「わたしの電話番号が欲しいなら、あなたのこころをちょーだいよ!!」
(タイで有名な歌の曲名です。)

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