マレーシアで就労支援をする青年海外協力隊が配属された場所は?

Helo, apa khabar? (ハロー,アパカバール?) こんにちは。マレーシアから作業療法士の篠原がお届けいたします。

今回は配属先と訪問先をご紹介します。わたしは病院ではなくマレーシアとタイの国境を成しているクランタン州の社会福祉局に配属され、地域に根ざしたリハビリテーション(以下CBR : Community Based Rehabilitation)に関わっています。ここには現在わたしの他に体育の協力隊員がおり、今までにはソーシャルワーカーの協力隊員も派遣されていました。

クランタン州内には現在39カ所のCBRセンターがあり、小児から30代くらいの障がい児・者が通所しています。センターと言っても一般的な家を使用しており、もちろん段差だらけです。前任の作業療法士隊員によってトイレ改修を行ったセンターもあります。そのため設備や道具はセンターによって本当に様々で、手工芸の道具や平行棒、バランスボールはどの施設でも見ることができますが、時々スイングや感覚統合室があるセンターもあります。

CBRセンターで働いているのはワーカーですが、地域の病院から看護師や理学療法士、作業療法士、歯科医師が月一回くらいのペースでセンターを訪問しています。

そしてわたしは現在、州社会福祉局の障がい者部門の上司と協力して、障がい者の就労支援のシステムづくりをしています。具体的には就労支援のための評価表と報告書づくり、また州の大学病院と協力して障がい者の就労訓練を行っています。

まだ始めたばかりですが、今後うまく進んで行けばいいなと思っています。

それでは、また。Jumpat lagi. (ジュンパッ ラギ)

第1回マレーシア

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