リハレポ特集39号 他職種の途上国活動 セネガル共和国看護師深谷さん

Bonjour! アッサラーマレイクム!ナンガデフ?(元気ですか?)
今回は西アフリカのセネガル共和国に派遣されています、25年度2次隊看護師の深谷倫子がお届けします。

私はセネガルの首都ダカールより南東へ約270km離れた、二オロという町で活動を行っています。

セネガルの医療体制はピラミット型になっており、一番上から国立病院、州病院、保健センター(県に一つ、長は医師)、保健ポスト(各市町村に約1つ、長は看護師)、最下部に保健小屋(村に約1つ、運営はASCと呼ばれる村の保健委員が行う)となっています。私の配属先は二オロ保健区です。保健区は保健センターを併設しており、センター以下施設の運営援助・指導などの責任があります。

また、セネガルでは一言にドクターと言っても本当に医者だとは限りません。この国では正看護師が診察を行い、薬剤の処方や、動脈血採血を行う事が出来ます。このように、日本とは文化も言葉も医療の制度も違う病院で働く事はびっくりする事の連続です。私が一番驚いた事は患者に対する接し方の違いです。日本では患者優位が当たり前ですが、セネガルでは医療者優位が当たり前です。採血を患者間違いで行ってしまっても、また採血を行わないといけないと考えてしまいます。

また、セネガルでは入院患者の日常生活援助は家族が寝泊りをして行います。着替え・食事の準備、介助・排泄の世話などすべてです。寝たきりの患者に対しての体位変換などもドクター(医師)が指導しないと行えていない状況です。寝たきり予防、リハビリテーションという言葉や認識も普及していません。現在私は保健センターと近隣の保健ポストを巡回して、医療の質向上を目指して5S導入や看護技術マニュアルの作成を行っています。こうした取り組みと伴に、自分が誇れる日本の看護の視点・方法を、草の根からセネガルの人々、同僚・患者さん・患者さん家族へ少しでも伝えられるといいなと思い、日々過ごしてます。

それでは、また地球のどこかで。バべネンヨン(また今度)Au revoir!(さようなら)

特39看護ふかや 特39看護ふかや (2)

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