リハレポ特集42号 他職種の途上国活動 ラオス看護師青山さん

こんにちは!ສະບາຍດີ (サバーイディー)!!本日はラオス人民民主共和国より看護師隊員の青山彩子がお伝えします。

私が配属している県は、セコン県という首都ビエンチャンから約800Km離れた、ラオス南部の県です。人口は約10万人。その中に24の少数民族が暮らしていると言われています。

私はセコン県病院に配属されています。ラオスの病院体制としては、首都にある国立病院、そして各県に配置されている県病院、各県の郡に配置されている郡病院、そしてさらに村に置かれるヘルスポストとなっており、ピラミッド式にその数は広がっていきます。セコン県病院は、県病院ではありますがベッド数45床、看護師数45人の小さな病院です。熱、下痢、肺炎、外傷等で利用する患者さんが多いです。また、日本では経験したことのない、毒蛇に噛まれた患者、リケッチアやマラリア等の感染症の患者さんを目の当たりにし、赴任当初は戸惑いの連続でした。患者さんの多くはラオス語を話せますが、前述したように少数民族が多く暮らし、彼らは独自の言語を使用するため同じセコンで暮らすスタッフであっても患者さんやその家族らとコミュニケーションに苦労するという場面をよくみます。また、ベトナムと国境を接しベトナム人も多く暮らしているため、ベトナム語も頻繁に飛びかいます。

私は母子保健科という部署で活動をしています。ラオスにおける母子保健科の役割は➀乳児への各種予防接種とその管理➁妊産婦への健診③妊産婦や児の家族への各種健康教育の実施➃家族計画の教育と実施であり、科の名前にもなっているように「母子の健康を守る」という重要な役割を担っています。セコン県はラオス最貧県の1つとされており、医療におけるセコン県の現状としては、高い妊産婦死亡率・乳幼児死亡率、そして低栄養児がまだまだ多いというが問題として指摘できます。受診してくる妊婦さんや児の家族と話していると、夫や家族が介助し自宅で出産する人、中には妊婦さん1人で出産したと話す人、また、7回目の妊娠であるが、流産や産まれてすぐに死んでしまった、あるいは幼児期に病気で死んでしまい現在1人も子どもがいないというような妊婦さんの多さに驚きます。それと同時に、自宅で産まれそして出生体重が2000gに満たなくても、入院することなく元気に育っていく子ども達やそれを支えるラオス人達の力強さ、そして予防接種には家族で受診し子どもの身長や体重を伝えると成長を喜ぶ家族の様子を微笑ましく感じています。

母子保健科スタッフにまず求められていることは、妊婦や児の健康状態の観察、そして異常を早期発見し必要な処置をしていくことです。それをスタッフ自身が理解し実施していけるよう、残りの活動期間もスタッフとともに頑張っていきたいと思います。

それでは、さようなら!ໂຊກດີ(ソークディー)!!

特42ラオス① 特42ラオス② 特42ラオス③

 

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