高橋OTによるチリのコミュニケーション事情 

Buenos días(ブエノスディアス)、こんにちはチリから作業療法士の髙橋がお送りします。

コミュニケーションですが、まずチリの人はとても話好きです。話し始めると止まらず、何かいい出すタイミングがありません。むしろ人の話が終わる前に、自分の話を強引に入れ来ることもしばしばで、“人の話を聞く”ことを大切にする日本人としては、語学力不足も合わさって議論への参加はお手上げ状態です。夜の外食時、おいとましようにも切り出すタイミングがなく、いつも予定の30分、1時間後に帰ることもしばしばです。
さて、チリにおける特徴をあげてみたいと思います。

1.干渉しない
他人のプライベートなことには「no sé(知らないよ)」とあまり把握していないことがあり、あるいは知っていても秘密を守ります。かといって親しい間柄での会話や、他人からの注目をとりたい時に人のプライベートな面を暴露することもあります。私は周囲からスペイン語を十分に理解していないと思われているので、私の前で暴露話が繰り広げられることがあり、もちろん私はわからないフリをしています。
仕事上でも他人の領域にあまり干渉しません。なので本人が解決できそうなことでも自身の担当でない場合は、本当の担当の所にいくようにと言います。そのため“~で聞いて”とたらい回しにされることがあったり、あるいはチリ人の優しい性格上色々聞きまわってくれる人もいます。もちろん、リハスタッフにおいてもお互いは干渉せずというスタイルで、連携はあまりとれていません。このためリハ目標の共有や退院準備等はとても不十分です。

2.大げさに言う
笑いとともに会話するのが大好きなチリ人。ウケや反応を狙ってなのか、ある事柄をだいぶ盛って言うこともしばしばです。事実を知っている私としては“それほどじゃなかっただろう”と心の中で呟くこともしばしば。また、物や景色や人の格好でも何でも、“Qué lindo(まあ素敵!)”と感嘆したり、褒めちぎることもよくあります。何かプレゼントした際には、感情のままに感謝の言葉とともに頬と頬を合わせてチュッとしてくれます。さて、この大げさな面が効いてか、プレゼンテーションなど人前で話す時も、大して内容がなかったり当たり前のことを話していても、なぜかしっくり、納得させられてしまうことがよくあります。

さて私自身、早口で、またチリ独特の言い回しが多いチリのスペイン語には今でも苦労していますが、赴任当初はとても大きな悩みでした。任国自体のJOCVは私一人のみのため、辛い時にチリのことを分かっていて同じ悩みをもつ同年代の人に相談できず、とても落ち込んだ時期もありました。ある人達から“リラックスして”と助言され、肩の力を抜いてからは自然とその辛い時期が抜けだせるようになっていきました。今後隊員として、または留学などで外国にいかれる方は、行き詰った時ぜひ思いっきり吹っ切って肩の力を抜いてみてください。

では、この辺で。“Hasta luego(アスタルエゴ)” 

第4回チリ高橋①第4回チリ高橋②

 

第4回チリ高橋③

 

 

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