ソロモンで活動中の蛯原OTはなぜ協力隊を志したのか?

Ato meta(アートメータ) こんにちは。ソロモン諸島から作業療法士の蛯原がお届けします。

私が協力隊に興味を持ったのは,作業療法学生として大学に在学中でした。もともと外国や国際協力に興味があった私は,長期休みを利用してNGOの主催ワークキャンプに参加したり,いわゆるバックパッカーとして海外旅行をしたりしていました。それまで日本で何不自由なく,でも満たされているのになにか物足りないような気分を持っていた私にとって,途上国での経験は全てが刺激的で,私の人生観を大きく変えてくれました。

幸運にも,私の通っていた大学には協力隊のOB,OGの先生がおり,自然と協力隊について情報を得ることができました。その先生方は個性的かつエネルギッシュで,なんだか他の先生たちとちょっと違う…と思っていたのを覚えています(笑)。もちろん,とても魅力的な作業療法士でした。先生方の存在がそのまま協力隊へのイメージにもつながり,いつしか協力隊への参加は私の憧れとなっていました。

免許取得後は一般病院に就職し,一般病棟,療養病棟,訪問リハビリなど主に高齢者を対象とした作業療法を行ってきました。発達障害領域での経験はありませんが,協力隊へ参加したら子どもの作業療法を経験することになるのでは…となんとなく思っていたので,勉強会への参加や施設見学などを通して少しでも情報を得るように努めていました。また,前述したOB・OGの先生方から細かな相談にも乗って頂くことができました。地元で行われた説明会にも参加しましたが,やはり身近に同じ職種の先輩がいたことは,不安や迷いを解消し,応募へ大きく背中を押してもらえたと思います。

日本で訪問リハビリに従事していた経験から地域での活動に携わりたいと考えていたので,CBR活動を行うという要請内容から希望先を決めました。運よく第一志望の国に派遣されることが決まり,発達分野で約5週間の技術補完研修を経てソロモン諸島へ派遣されました。
実際にソロモン諸島に来てからの2年間は,首都に配属されていたこともあり,活動も私生活も日々忙しなく,あっという間に過ぎて行きました。南の島の人らしく,いつもあっけらかんとして明るい同僚と共によく笑い,自分の手足と頭を使って活動して,たくさんの人と出逢い,たくさんの新しい経験をして,新しい価値観を知り,とても充実した2年間でした。もちろん,思い悩むこともあったし,苦い思い出もあります。それらのすべてを含めて,派遣前に想像していた以上に密度の濃い日々でした。今までとは違った視点で人生を捉えることが出来るようになったのも,自分の中の良い変化だと感じています。そして,最終的にソロモンを好きになって帰国できることが幸せです。
帰国後にどのようなキャリアを積んでいくのかまだはっきりしていないのですが,ここで得た経験を,なんらかの形で活かしていければいいなと考えています。
それでは今日はこの辺で! Bogi meta (おやすみなさい)

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