協力隊に参加する前に勉強しておけば良かったことは?チュニジア田村OT!

アッスレーマ! こんにちは。チュニジアから作業療法士の田村 がお届けいたします。

私がここに来てもっと詳しく知っておけばな~と感じたことは、国教であるイスラム教のことでした。日本にいたときから予想はしていたものの、思っていた以上に多くの場面で出くわします。

 

アラビア語では、毎日の挨拶でも、

「ラベース?」(元気?)「ハムドゥッラー!」(うん、神のおかげさまで!)。

 

「この書類、今週中までに用意してもらえますか?」

「インシャアッラー、ナッジム。OK!」(神が望むなら出来るよ。OK!)

 

仕事を終え帰るときも、

「ヤラッビーアイニック!」(お疲れ!神のご加護があるように!)

 

と、常に「アッラー」の入った神語が生活に欠かせません。

 

また、宗教の話は身近で関心が高く、友達や同僚の家に行っても「あなたは何教?どんな祈り方をするの?この世界は誰が作ったと思う?」とこちらの言葉が出来ようと出来まいと、間髪入れずに質問攻めしてきます。担当している子どもの親御さんや生徒自身からも必ずそのような質問が投げかけられます。

 

日本にいるときは宗教について話すことも考えることも、こんなにまでなかったように思います。しかしここチュニジアはイスラム教が国民の98%を占め、小学校からお祈りやコーランの授業を受け、皆考えは様々あれど、宗教について意見を言う習慣は染み込んでいるものなのです。

 

ちょっとした興味本位で聞く人もいれば、彼らの中には「あなたは何をリスペクトして生きているの?生き方の羅針盤を見せてよ!」とボランティアである「私」の奥深くを知ろうと問うてくる人もいます。

 

語学面でも不足するところがあり、自分には難しくかなりの熱量を伴う作業ですが、大事なやりとりでもあり、出来るだけ丁寧に答えるようにしています。

 

そのほかにも、日本ではしたことのない「祈り」の支援もすることがあります。1日5回のお祈りの前には必ず頭・顔・手足・口のなか・鼻のなかを洗うので(きれいな姿で神に向き合うため)これも支援の対象です。

 

たまたま行った整容や掃除の活動が「清潔にしていると死後パラダイスに行ける」との教えから対象者本人や家族にとって重要度・満足度の高いものであることに気づかされたこともありました。

 

とは言え、やっぱり来てみないとわからないことが多いのがこの協力隊。地道に同じ土俵に立って、共に土地を耕していくのが一番大切だなと感じる今日この頃です。

 

それでは、インシャアッラー、ゴドワ!(神が望むなら、また明日!)

 

145田村① 145田村② 145田村③

このページの先頭へ