協力隊として中国で過ごした2年間。吉田OT!

大家好!!(ダージャーハオ)こんにちは。中国から作業療法士の吉田太樹がお届けいたします。

中国の病院で活動を2年間行う上での目標は2つ。

「配属先の作業療法科立ち上げとスタッフ教育」
「日系企業との連携強化」

配属先としての要望は前者のみだったのですが、協力隊に参加した時から「協力隊はキャリアにはならない」という一般的な見方に悔しさを感じていました。そのため、日本に帰ってからのキャリアにつなげるためにはと考え、後者の目標も立案しました。

中国では国家資格としてのOT、PT、STの資格はまだ作られていなく、リハビリ関連の団体の認定資格として存在しています。2000年初旬からは正規化された教育プログラムによる療法士教育がスタートしています。

とはいえ、実際病院では療法士は総合治療師として働いていることが多く、それぞれリハビリ職種の分化はされていません。

しかし、衛生局(政府機関)からそれぞれの職種を病院に配属するという制度ができつつあり、建前上は分化されているようになってきていますが、中身は以前同様に総合治療師の業務と同じ事が多いです。

活動については配属先の病院幹部からの協力も得られやすく、実際に私と一緒に作業療法科を立ち上げてくれた職員も積極的であったため比較的円滑に配属先での目標達成がなされたと思います。

中国ではトップからの力がとても大きく、病院幹部からの協力を得られなければ活動はかなり苦しいものになっていたと思います。今後もトップの考え方よって活動していたリハビリ科の方向もかなり変わってくるとは思いますが、同僚たち自身で考え、改善していってもらえるような下地は作れたと思います。

協力的な姿勢で2年間の活動をサポートしてくれた同僚には感謝しかありません。

もう1つの目標である企業連携について、中国や東南アジアでは高齢化が急速に進んできており、その中でも中国国内の高齢者の数は膨大です。現在でも65歳以上の高齢者は日本の総人口ほどに相当します。

その中国には多くの福祉関連企業は進出しようとしてきています。
しかし、しっかりとした情報が不足していたり、公表されているデータと実際の現場の状況はかなり違っていることも多いです。

そこで、活動初旬から中国へ進出してきている企業へ進出の一助となるような情報を提供できればと、企業交流会を開いたり、実際に企業へ訪問したりして交流と情報交換を行ってきました。

2年間の活動が終盤に差し掛かると、中国国内の外資系クリニックや日本で中国進出を考えている医療法人や一般企業などから声をかけてもらうことも多くなりました。

「協力隊はキャリアにならない。」この見方は変化しつつあるように感じますし、それぞれの活動次第で十分にその後のキャリアになり得ると思います。

それを具体的に示せるように2年間の経験を活かして今後も行動していきたいと思っています。

拜拜(バイバイ)!!

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