協力隊としてモンゴルで過ごした2年間。清水OT!

Сайн байна уу? こんにちは。モンゴルから帰国したばかりの作業療法士、清水がお届けいたします。

6月に2年間の協力隊生活を終え帰国しました。久しぶりの日本は、ご飯が美味しく、人がとても親切で、何事も時間に正確で、改めて良い国だなと思います。しかし、日本の生活の感覚を取り戻すにつれ、モンゴルにいたことが遥か遠い夢のように感じます。このままでは、2年間のモンゴル生活を簡単に忘れてしまいそうな気がします。

そんな中、このような執筆の機会をいただき非常に有難く思っています。

協力隊を経験された皆様がきっとそうであるように、私のモンゴルでの2年間も、非常に濃い時間でした。特に私のいた2年間は、モンゴル経済が大きく成長した時期であり、また、リハビリを取り巻く環境も大きく変わった時期でした。

私は、2年前の8月から、首都ウランバートルにあるモンゴル最大級の国立病院で活動をしていました。患者さんは、脳卒中や心疾患の方が中心です。

2年前のモンゴルは、理学療法士が誕生したばかり、作業療法士はいないという状況でした。配属先のリハビリ科には、新人の理学療法士が一人いましたが、主な仕事は肩こりや腰痛など軽症患者さんに対しての運動療法でした。リハビリが必要な患者さんはたくさんいるのに、その人たちに対するリハビリはほとんど行われていませんでした。

するべきことは、「必要な患者さんにリハビリを行うこと」でした。同時派遣の理学療法士隊員と協力し、マンパワーとして働くことから、モンゴル人同僚への技術指導、業務体制のマネジメント、カルテやホームプログラムの作成、学会参加、地方巡業まで、いろんなことをしました。

配属先の病院は、海外からの大きな支援が入っており、この2年で大きく変わりました。脳卒中や心疾患専門のユニットが立ち上げられ、新しいリハビリ室が作られ、最新のリハビリ機器が導入されました。また、理学療法士の数が増え、海外で研修を受けたモンゴル人医師・看護師がスタッフとして加わりました。今では理学療法、作業療法、言語療法に分かれ、脳卒中、心疾患の患者さんを中心にリハビリが行われるようになっています。(作業療法は看護師、言語療法は医師が行っています。)

私は、急激に変わっていく配属先の環境に、モンゴル人同僚の知識、技術、気持ちはついていけるのだろうか、と心配に思うことがありました。しかし、協力隊員の強みは、現場で働き、現地語でコミュニケーションをとり、現場に合わせて臨機応変に動けることだと思います。配属先の環境の変化に合わせて、現場で必要なことを考えて行うように頑張りました。

もちろん、モンゴルのリハビリテーションは始まったばかりで、まだまだ問題は山積みです。しかし、患者さんをみる時間が増えた、主治医と情報交換ができるようになった、毎日患者さんのカルテを書けるようになった、患者さんの生活のことを考えてリハビリの内容を考えられるようになった。これは2年間一緒に働いてきた中で伝えることがきたことかな、と思っています。

モンゴルでは、自分で考えて行動しなければいけないことが多く、今までいかに私は人が決めてくれたルールの上で、なんとなく働いていたのだろうと痛感しました。今後また日本で作業療法士として働く予定です。モンゴルでの経験を日本の職場で活かせるかどうか自信はありませんが、作業療法士として少しは成長できているといいなと思っています。

また機会があれば、モンゴルの話を聞いてください。

Сайхан амраарай~!!ゆっくり休んでね~!!

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