パプアニューギニアで地域活動をする青年海外協力隊の配属先!

パプアニューギニアで活動するJICAボランティア、青年海外協力隊。理学療法士が配属先をお届けします。

APINUN!(アピヌン!) こんにちは。パプアニューギニア(PNG)から理学療法士の関根 がお届けいたします。写真は配属先の病棟です。

今日は私の配属先の病院と、リハビリ科:physiotherapy departmentについて紹介します。私の配属先は、パプアニューギニアのブーゲンビル自治州(首都、ポートモレスビーから東へ飛行機でおよそ1時間半のところにある、島々から成る州です)の州都ブカにあるブカ総合病院というところです。そこで、理学療法士として活動しています。

ここは、人口約23万人の自治州で、唯一の総合病院です。他には、農村部に、ヘルスセンターやエイドポスト(より小規模)と言われる、医師を置かない健康・保健施設が点在しています。

そのような背景のため、リハビリ対象となる患者さんは、骨折や、脊髄損傷、開腹術後の方、脳血管障害、呼吸器疾患、小児では結核後遺症や、CP、発達障害など、多岐に亘ります。おもな日本との違いは、成人の肺結核や、小児の結核性髄膜炎の患者さんなど、結核が多いことがあげられます。また、リハビリの対象にはなりにくいですが、マラリアが重症化して入院してくるケースも珍しくありません。他には、糖尿病患者も多く、切断を余儀なくされることもあります。

PNGにおけるリハビリの歴史は、JICAボランティアの理学療法士隊員の派遣の歴史と近く、この10年前後で少しずつ開始されてきました。養成校は、理学療法科が国内に大学が一か所あるのみで、作業療法士や言語聴覚士に関しては未整備な状況です。

現在私は、カウンターパート(現地パートナー)のいない状況で、理学療法科の唯一の理学療法士として働いています。今春、1 名の応募がありましたので、そこで国内理学療法士の配置にともなう、国内PTによる理学療法科の立ち上げを目指しています。

現在の活動では、院内の入院・外来患者さんへのリハビリの提供が主です。しかし、地域には、障害を抱えたまま、病院に行かず、リハビリの存在も知らない方も大勢います。そのため、地域のヘルスセンターへの訪問や、その他の援助団体との連携なども重要な仕事になります。治療だけでなく、退院後のフォローアップや、患者さんへの受けられるサービスの情報提供、サービス団体との情報交換など、ネットワークづくりも地域の医療をめぐる状況の改善には欠かせません。

現在は、後任の方や国内の理学療法士がポストに就いた際の、業務やネットワーク、勉強会などの基盤づくりを進めていきたいと思って活動しています。

それでは今日はこの辺で。ではまた。LUKIM YU GEN(ルキム ユ ゲン) 。

※以上の報告は、報告者個人の見解であり、JICAの公式見解ではありません。

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