愛甲PTが感じたスーダンのコミュニケーション事情 

アッサラーム・アレイクン!こんにちは、スーダンから理学療法士の愛甲がお届けします。

スーダンという国の公用語はアラビア語で、派遣される前に語学訓練で約2カ月程度アラビア語勉強しました。しかし、英語もできない私にとっては、文法も発音もより難しい言語にお手上げ状態でした。さらに、追い打ちをかけるのがアラビア語は現地によって方言がありだいぶ偏りがあるということです。たとえているなら、東京弁を学んで、実際は大阪弁を話しているような感じでしょうか。

実際、現地に到着したときは耳も慣れていないので「どこから来たの?」などの質問も聞き取れません。しかし、スーダンの国民性が非常にフレンドリーなので私の返答を聞く前にどんどん話を進めていきます。現在でもほとんど分からない状況ですが、今思い出すと「元気かい?」やら「アラビア語勉強したの!?」などを言ってくれていたようです。

実際、現地語を頻繁に使わなくてはならないのは職場です。当院は国立病院であり、患者は金銭的に恵まれた方が来るような場所ではありません。さらにスーダンは国土も大きく各州からも来られるのでスーダンの中でも方言があります。現地の若いPTでも地方のご高齢の話を聞きとるのは難しいようです。この辺は、日本でも地方の病院に行くと関東育ちの私には同じに感じます。初めは、発音がわからない時は書いて読んでもらおうと試みましたが字が読めない方も少なくないです。ちなみに、首都では大学も多く現地理学療法士の方も英語が堪能な方も多く辞書等を駆使しながら、英語、アラビア語、日本語などをぐちゃぐちゃにして会話しています。以外に伝わることは多いですよ!

しかし、人間関係を構築するレベルの言語能力の身につけることはなかなか難しいです。アラビア語を話すと、興味を持ってくれるものの継続して話すことは至難の業です。なかなか語学は伸びないし、何を話したらいいかもわからないし・・・と悩んでいると、一人の同僚は踊りながら近づいてくるではないですか。私はどうしていいかわからず、とりあえず合わせて踊りを真似すると周りのテンションがぐんぐん上がっていきます。それから、私にとって挨拶代わりのコミュニケーションになりました。

現在は、職員の入れ替わりもあり、この踊りはしていませんが、新職員が私をみかけると「コップの水」といって、飲むふりをして笑っています。どうやら、私がペットボトルで水を飲んでいる姿が面白いのか分かりませんが、そこから始まりました。私はこのように声をかけられた後は水を飲む真似をし、皆さんが笑ってくれる。いう、またまた挨拶のようになりました。

なかなか、日本にてこのようなことは経験がなかったのですが感じたのは、コミュニケーションとは言語だけのやり取りではなく、その人全体を通して理解する、もしくは影響し合うことなのしれないと考えを改めることができました。でも、業務を円滑にするには言語は非常に重要とも感じている今日この頃です・・・。

今日はこの辺で、マー・サラーマ!

第4回スーダン愛甲さん

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