芳野PTによるエルサルバトルのコミュニケーション事情

¡¡Buenas tardes!! ¿Cómo está?(ブエナスタルデス!コモエスタ?)こんにちは!お元気ですか?エルサルバドルから理学療法士の芳野がお届けいたします。

エルサルバドルでは、見知らぬ人でも気軽に挨拶をします。道を歩いていると、すれ違う時に「こんにちは」と話しかけてくれます。私の所属している施設でも、話した事の無い職員でも患者さんでも、いつでも笑顔で挨拶をしてくれるのでとても気持ちが良いです。また、顔見知りの人には必ずと言っていいほど、「お元気ですか?」と聞いてくれます。私が「元気です」と返事をする前から他の話が始まってしまうこともしばしば…。意識せずとも言葉を発しているのでしょう。

また、エルサルバドル人はとにかくよく話し、よく笑います。リハ室には同僚が10人居るのですが、経験年数、年齢など関係なく冗談を言い合い、笑い声が絶えません。話をしていると、他の職員が会話に加わり、また他の職員が突っ込みを入れ、といったようにとても賑やかです。

リハビリの最中であっても患者さんを差し置いて、職員同士で話に夢中になっている光景は、日本では絶対に見る事がないでしょう。ON/OFFの切り替えが無いともとらえられますが、楽しみながら仕事をしている光景は、リハ室の雰囲気も明るくしているため、患者さんにとってすべてがマイナスという訳ではないように思えます。

こちらの人は返事がはっきりしないのを好まず、分からない時は勝手にYesと解釈されてしまいます。また、こちらの人はプライドが高いため、知らない、分からないとはなかなか言わない傾向にあります。道を尋ねた際に、3人に聞いても3人とも返答が異なる場合もしばしば。しかも、皆自信たっぷりに返答します。

そのため私が普段コミュニケーションにおいて気を付けている点は、YesかNoかをはっきり伝える事。言葉では上手く伝えられない時はジェスチャーや顔での表現を大きくして、自分の考えが伝わるように努力しています。そして、相手が話しやすいようにこちらが質問をする形で相手の知識や考えを引き出すという方法です。基本的には話したがりなので色々と話してくれますが、その中で足りていないと感じる点を、「私の場合はこのように考える」という形で伝えています。

また、エルサルバドル発祥の食べ物ププサ(とうもろこしの粉を練った生地の中にチーズや肉を入れて焼いたもの)を「おいしい!」と言うと皆嬉しそうに「そうでしょ!どの味が一番好き?他には何を食べた?」と会話が広がります。私も「寿司」や「日本車」を褒められると嬉しく感じるように、自国の物を褒められるのはやはり嬉しいものです。

まだまだ手探り状態ですが、早く同僚の冗談にも突っ込みをいれられるようにスペイン語の習得に励みたいと思います。

それでは今日はこの辺で。¡¡Adiós!!(アディオス)さようなら。

第5回エルサルバトル芳野さん

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