スーダンで活動中の百瀬さんはなぜ協力隊を志したのか?

السلام عليك(アッサラーム アライクム)こんにちは。スーダンから理学療法士の百瀬がお届けいたします。

 

協力隊を知ったのは、高校生くらいに見たテレビでした。そのころから、協力隊というものに参加することに興味をもっていました。

実際に参加することを決めたのは、理学療法士として働き始めて3年目のときでした。

3.11の震災直後に避難所などで、医療行為もできずに何もできない自分に対し、理学療法士って、なんだろう?何もできない自分ってなんだろう?と無力感を感じていました。

そんな中新しく働いた職場で、自分が目にしたのは術後や病気後にリハビリを通して回復していく患者さんたちの姿や、「ありがとう」と笑顔になる患者さんの姿でした。再びそのような体感をして、リハビリの大切さを感じて、自分の仕事がまた好きになれました。

 

そして、今後の進路について考えたとき。ふと協力隊のことを思い出しました。

無力でちっぽけな自分でも、世界のリハビリを必要としている人のチカラになりたい。少しでも多くの人が笑顔になれるように。という思いを抱き、協力隊への応募を決めました。

 

ここスーダンという国に派遣され、1年半という月日が流れました。初めての海外での生活・仕事と右も左も分からない状況からのスタートでしたが、今ではここで過ごす日々が自分にとって日常的なものとなっています。

もともと、協力隊の理想像などは持っておらず、自分にできることを探してやっていこうと思い活動は始まりました。とは言っても、自分にできることも分からず、悶々とした日々を送ることもあります。日本との価値観のギャップにとまどうこともあります。

そんな中でも、患者さんの喜ぶ姿を見ると、嬉しくなり、元気をもらいます。

やはり笑顔は世界共通。日本でもスーダンでも、きっと世界のどこでも、自分は患者さんからチカラをもらうのだと思います。

 

この1年半で自分が成長できたのか、スーダンの人たちに何か還元できているのか、まだ分かりません。ただ、これまでに、ここで経験したことも、感じたことも、たくさんの出会いも、スーダンに来なければ得ることのできないものだったと思います。

患者さんが、障害者の方々が、少しでも笑顔になれるように、残りの任期をやっていきたいと思います。

それでは今日はこの辺で。مع سلامة!!(マアッサラーマ)
第5回スーダン百瀬

このページの先頭へ