モンゴルで活動中の武政さんはなぜ協力隊を志したのか?

Сайн байна ууこんにちは。モンゴルから理学療法士の武政がお届けいたします。

 

青年海外協力隊に興味を持ったのは、随分と前のことです。英語を専攻していた大学生の時に協力隊のことを知り、行ってみたいなあと思ったのが最初です。しかし、当時は特別な技術や知識もなく、憧れだけで具体的に何かするということはありませんでした。

 

その後、大学を卒業して社会人となり、会社勤めをしていたころには協力隊のことはほぼ忘れていました。しかし、約3年間の会社勤務の後、会社員としての生活を続けることに疑問を持つようになりました。自分が人の役に立てるとより実感できると思った理学療法士の養成校への入学を決意したころから、また少しずつ協力隊への思いがわき上がってきました。

 

無事養成校を卒業し、理学療法士として働き始めたものの、協力隊応募の条件として多い3年の経験を経てもすぐに応募しようという気にはなりませんでした。説明会に参加したこともあったのですが、その時点では自分が途上国に行って何か役に立てるような気がしなかったし、何より理学療法士としての実力が充分ではないと思っていたからです。

 

その後、少しでも自分の能力を高められるよう様々な勉強会に参加したり、アメリカに約半年間の治療技術の研修に行ったりしました。その時に一緒に研修を受けた日本人の理学療法士が帰国後に青年海外協力隊に参加し、ネパールに派遣されることになりました。彼の任地に行って活動の様子を見学させてもらい、自分も同じように協力隊に参加するべく試験を受けようと決意したのでした。

 

ただその時日本は東日本大震災により、復興の最中。私自身も養成校時代の有志とともに、東北で理学療法士として仮設住宅を回るボランティア活動を行っていました。日本がこんな状態なのに海外にボランティアに行っていいものか・・。正直、迷いはありました。でも震災により協力隊そのものがなくなったわけではないし、海外には日本の援助を必要としている人たちがいる。日本でのボランティア活動は協力隊参加後でもできる、参加するなら今しかないと決断したのでした。

 

受験後は紆余曲折を経てモンゴル派遣となりました。派遣国について特にこだわりはなく、一応アジア圏内を希望していたので希望通りだったと言えます。受験当時はモンゴルからの要請はなかったので、これも縁なのかなと思っています。

 

もうすぐ派遣後一年が経とうとしています。今まで活動してきて、赴任当初は特に言葉の面で苦労していましたが、徐々に慣れて来ることでコミュニケーションがスムーズになってきています。思い描いていたものとのギャップみたいなものは特にありません。協力隊はこういうものだ、という先入観はほとんど持たずにいたので。文化の違いについてもできるだけ受け入れるよう心がけています。

 

私の配属されている県には他に理学療法士はいません。私一人だけ。杖などのリハ器具も充分にあるとは言えません。そういう状況の中で、任期終了後も何か残るような活動をするのは難しいと感じています。でも、物がなくてもできることはたくさんあると思います。せっかくボランティアとしてモンゴルに来たのだから、現地の人たちの為に少しでも役に立ちたいと考えています。

 

私の場合、協力隊に興味を持ってから実際に参加に至るまで随分と時間がありましたが、受験条件さえ満たしていれば、参加したい!と思った時が参加するベストなタイミングだと思います。最近は競争率も決して高くないですし、門戸は開かれていると思います。

 

それでは今日はこの辺で。Баяртай!さようなら!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

このページの先頭へ