リハレポ154号 途上国へ来る前に勉強しておけば良かったことは? ボリビア菊池PT 

¿Cómo está?(コモ エスタ?) こんにちは。ボリビアから理学療法士の菊池がお送りします。
今回は、活動を行う中で派遣前に勉強しておけば良かったと感じたことについてお話したいと思います。

現在、ボリビアの東側に位置するサンタクルス県オキナワ市の保健所で活動しています。活動の一つに、高齢者を対象とした運動の指導や助言があり、高齢者福祉の担当者と共に、ボリビア人高齢者を対象としたデイサービスを数カ所で定期的に実施しています。デイサービスは午後からの実施で、主な内容としましては、血圧・体重測定、グループ体操、軽食、医師や看護師による健康講話などを行っています。また実施する地域によって、もの作りのアクティビティが加わったり、医師の診療を並行して行うなど、高齢者の皆さんにとって貴重な集いの場となっています。

そこで、参加者の皆さんが毎回楽しみにしているのが、「Merienda(メリエンダ:軽食)」です。以前よりJICAボランティアがデイサービスに携わっていたこともあり、また当任地はオキナワ市ということで、多くの日系人が居住していることから、日本食を提供するととても喜ばれます。軽食の準備は、福祉の担当者が中心となり調理をするのですが、私自身も手伝いに参加することもあり、ちょっとした異文化交流の場になっています。その中で、よく「食品の栄養素」に関する質問を受けることがあります。5大栄養素についての説明を行ったりするのですが、特にミネラルに関する質問は、私自身あまり詳しく知らなかったということもあり、ボリビアで手に入る食材で、何が適応になるか?南国の果物に多く含まれている栄養素は?など、答えに困ることもあります。例えば、ココナッツにカルシウムやカリウムが多く含まれていることも、ボリビアに来て初めて知りました。皆さん、ご存知でしたか?

日本ではテレビや雑誌などで一般の方も手軽に情報を得ることができ、また理学療法を提供する上で、栄養学はとても重要だということを日本でも実感していましたが、途上国においても、患者さんと共に日々の食事について考えながら理学療法を実施する事で、より効果を上げることも可能だということを実感しています。

これを機会に、少しずつ知識を深めていきたいと思っています。

それでは、また次の機会に。Hasta la próxima. (アスタ ラ プロキシマ)

【写真1】

高齢者福祉担当者の準備風景。この日は、母の日ということで、特別に昼食を提供。生姜焼きの準備中!

154ボリビア菊池

【写真2】

「ツナおにぎり」日本食の提供はとても喜ばれます。

154ボリビア菊池②

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