リハレポ169号 途上国へ来る前に勉強しておけば良かったことは? ベトナム玉村PT 

Xin chào các bạn!みなさん、こんにちは。ベトナムで活動中の理学療法士 玉村がお届けします。配属から9か月が経とうとしています。

今回は、「赴任前に勉強しておけば良かったこと」をテーマに書きたいと思います。

私の配属先は、ベトナム南部にあるティエンザン省インクルーシブ教育開発支援センターです。主に外来で療育を行っているセンターで、療育専門の職員(元支援学校も先生、幼稚園の先生)が個別またはグループでの療育にあたっています。現在、センターに理学療法士はJICAボランティアしかおりません。

現在の主な活動は、肢体不自由児の個別の理学療法です。赴任先からの要望も肢体不自由児に対する理学療法の実施でした。しかし、実際活動を始めてみると思っていた以上に発達障害をもつ子どもたちが非常に多くいました。歩行困難な原因も麻痺などが問題ではない…そう思う子がたくさんいます。保護者の主訴やセンター職員から尋ねられることも摂食に関すること、行動異常に関することが多いです。これまでは、他職種の同僚にすぐに相談、評価を依頼していましたが、ここには私しかいません。医師も看護師もいないため、子どもたちを一人で評価し判断していくことの不安は非常に大きいです。また、同僚の療育を見学に行くと決して発達障害を理解した対応は出来ておらず、とにかく子どもたちは意味も分からず、先生の行動や発声を真似する、出来なければ否定されるといった状態です。しかし、私も職員や保護者へうまく伝えることが出来ず、自分の知識不足を痛感しもどかしい思いをしながら過ごしています。同僚に頼るばかりでなく発達障害や摂食など幅広い領域をもっと勉強しとけばよかった…と今になって文献を探したり、本を読んだりして勉強をはじめました。残りの期間でどれだけ伝えていけるかわかりませんが、少しでも子どもたちを理解し、周囲の大人に伝えていくことが出来たらと思っています。

それでは、また機会があればお会いしましょう。Hẹn gặp lại ‼

写真①は配属先のセンターです。バナナ畑を入っていくとあります。元支援学校ですので、寄宿舎の名残で大量の2段ベッドがあったりします。

写真②は医務室兼リハ室…。ウレタンのベッド一つです。その他訓練機器はありません。身一つでどう理学療法を組み立てていくか格闘中です。

169ベトナム玉村 169ベトナム玉村②

 

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