協力隊派遣前に勉強しておけば良かったことは?ニカラグア理学療法士!

ニカラグアの首都マナグアの病院で活動しています。

配属先の病院では、リハビリにおける患者1人に割く時間がとても短いと感じます。

リハレポニカラグアベット

活動内容

配属先の病院では主に通院患者を対象にリハビリが行われています。

入院患者は月ごとに担当が変わり、担当者が病棟を回り、患者1人あたり10分程度で訓練しています。

通院患者の場合、予約制でリハビリ室へ患者が訪れ、患者1人あたり30分のリハビリの時間が割かれます。

30分の中には物療の時間も含まれており、医師からのオーダーで物療項目が2、3個あるとほとんど物療で時間が占められてしまいます。

残された時間で徒手療法など行うのですが、限られた時間の中で結果を出すのは難しいと感じます。

ニカラグア物理療法

自主練習の指導の重要性

そのため、リハビリ室での訓練だけでは効果を出すのは難しいので、

患者が自宅での行える自主訓練の指導が重要と考えます。

ただ大まかな内容について伝えるのは可能ですが、

細かい点を伝えるのは現地語の習得不足により私には難しいと感じます。

また、配属先ではリハビリのオーダーが出るのが日本より遅いと感じます。

特に感じるのが整形疾患のオーダーです。

日本では受傷後や術後(または術前にも)すぐにリハビリへオーダーがでていたのですが、

こちらでは受傷後2ヶ月程度経ってからリハビリのオーダーが来る場合がよくあります。

そういった場合は大概拘縮を伴っており、改善が難しいケースが多々見られます。

顔面神経麻痺の患者が多い

ニカラグアでは顔面麻痺の患者が日本に比べて多くいます。

通院患者の1~2割くらいが顔面麻痺の患者です。

なぜニカラグアに顔面麻痺の患者が多いのかはよく分かりません。

同僚は気候の関係だろうと話してますが、定かではありません。

日本では関わることの無かった疾患でしたので、以前はどのように訓練実施するのか分かりませんでした。

同僚にマッサージや体操の方法を教わり、現在はそれにならって訓練実施しています。

派遣前に勉強しておけば良かったことは?

以上を踏まえ、途上国に来る前に勉強しておけば良かったこととして、

1)短時間で効果的に行えるリハビリについて。

2)自主訓練を指導するためのより多くの知識。

3)現地語の習得(特に医療関係で使われる単語を知っておく)。

4)受傷後や術後の拘縮改善に対する知識。

5)派遣国の特徴的な疾患についての知識が当てはまると感じました。

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