菊池PTによるボリビア福祉事情紹介

¿Cómo está?(コモエスタ?) こんにちは。ボリビアから理学療法士の菊池がお送りします。今回は、私の任地のインフラ状況にからめた福祉事情についてお話します。

私の配属先である保健所が位置するのは、市の比較的中心部ですが、道路の舗装がなされているのは、隣の市に繋がっている幹線道路と市役所の周辺のみとなっており、保健所の周辺は土の道路です。その為、雨季の時期には毎日のように雨が降るので、保健所の前は沼のようになります。また、日本の土と性質が異なるので、靴にまとわりつく為大変歩きにくく、転びそうになることや、滑って穴にはまってしまうことが日常茶飯事です。健康に支障がない私たちでもそういう状況なのですから、障がいをお持ちの方やご高齢の方、妊婦さんは外出や受診をすることがとても大変な状況なのも納得します。

ですので、道路を車いすや歩行器で移動されている方をほとんど見る機会はありません。そこで、皆さんの足となっているのが、バイクタクシー。ボリビア人の方の自家用車の保有率は低く、車のタクシーは高額なため、市内の移動はこちらを利用されることが多いです。介助を要する方を運転手と介助者の間に挟み、三人乗りをされている姿を見た時には衝撃でした。安全とは言い難いですが、このようにして外出の移動手段を確保せざるを得ない現状である為、外出が難しい方もいらっしゃいます。

ボリビア国内では、障がい者福祉に関するニュースやCMが放送されていますが、まだ始まったばかりと言っても過言ではありませんし、医療・福祉共に都市部のほうでも十分とは言えません。

制度の実施の多くは、各自治体に委ねられており、任地では高齢者福祉事業を展開しています。ボリビア人の高齢者福祉センターも、雨が降ると周囲が池のようになっていましたが、皆さんの要望や働きかけから、先日水はけが良くなるように工事が行われました。インフラの整備には、多額の資金や時間を要する為、多くの場所を整備することは難しい現状ですが、このような声に行政が応えたことは大きな前進だと思います。

そして活動していて、ハード面の整備に加え、人ができること、例えば疾患や介護の予防・啓蒙活動、セルフケア、リハビリ、助け合いの精神などが如何に重要であるか、その地域性や住民の方々の特性に併せながら、私たちが関われる部分であると考えています。できることから一つずつ形にしていく活動にしたいものです。

続きはまた次の機会に。Hasta la próxima. (アスタラプロキシマ)!

第3回ボリビア菊池①第3回ボリビア菊池② 

第3回ボリビア菊池③第3回ボリビア菊池④
 

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