中国仲PTによる2年間の活動報告

大家好!(だーじぁはお!)中国よりOV理学療法士の仲(旧姓:桑原)がお届けいたします。

帰国から約2か月が経った今、これまでの2年間の活動を振り返ってみたいと思います。

2012年6月中国へと渡り、語学訓練ののち現地へと赴きました。

私は初代隊員(PT・OT各1名)の後任として派遣され、リハビリ知識の向上や周知活動を主な課題として活動をしてきました。

派遣されて間もない頃、「おや?想像していたよりもリハビリ内容は充実しているような?」と少々上から目線でありますが、正直そのように感じました。それもそのはず、初代隊員が2名派遣されていた頃に、評価用紙の導入やカンファレンスの実施などそれまで行われていなかったリハビリのベースとなる素材が諸々築き上げられていたのです。

果てさて、そこまで整っている環境下で逆に私はどこから取り掛かって良いのやら…不安とプレッシャーから始まったことを今でもよく覚えています。

そんな私の気持ちとは裏腹に、同僚たちは言いました。「あなたの考えを聞かせて!これってどう思う?」「○○の疾患についてよく知らないの。よければ勉強会開いてくれない?」純粋に、目の前の患者さんの手助けをしたい、知識を増やしたい…そう感じていることに国なんて変わりは無く、思いは一緒であることに早い段階で気づかされました。

それならば!と、共に考え継続していけることを念頭に、初代隊員時代から実施されていたカンファレンスや勉強会を毎週行うようにし、私が出張等で留守にする際も変わらずに行えるよう記録を残すことを指導しました。

私が帰国した今も連絡を取り合っていますが、現在でも続けてやってくれているとのことでした。

また、系列病院が多くあるため、リハビリ科を開設している病院にも毎週訪問させてもらうように働きかけました。そちらでは配属先と異なり開設年数も浅く、経験者も少なかったため、リハビリ概念の解説から実際の患者さんの治療にあたることまで様々に関わらせて頂きました。勉強熱心な若い治療師(中国でのセラピストの呼び名)が多くいて、今後に期待が持てそうでした。

実のところ、経験年数の浅い私が“日本からやってきた先生”と呼ばれながら活動していくのは心苦しい場面もありました。何も残せていないのかもしれません。しかし、関わったどの病院においても、治療師である彼ら彼女らの思いは同じ。「患者さんが良くなっていくと、こっちも嬉しいんだよ。」このモチベーションがある限り、中国のリハビリ認知度や技術レベルは向上していくのではないでしょうか?

日中関係、メディアでは色々と言われておりますが、私はまたこの地を訪れて彼ら彼女らに会いに行こうと思います。
そんな関係性ができたのも、現地のみなさんのおかげです。ありがとう。

それではこの辺で。また会える日を楽しみに。再見!

次回も2年間の活動記をお届けします。

特集桑原①特集桑原2

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