“現地語で話す”ことが大事な理由。マラウイ玉枝理学療法士!

Ali uli?(アリ ウリ?)

こんにちは。マラウイから理学療法士の玉枝がお届けいたします。

私がマラウイに赴任してからあっという間に一年が経過しました。今日までに私が感じたマラウイアンとのコミュニケーションにおいて困ったことや課題としていることをお話しできればと思います。

マラウイ英語の壁

マラウイで公用語とされているのは英語とチェワ語です。私が配属されている国立病院のスタッフはほとんど全員が英語を話すことが出来ます。この「英語」が、赴任当初は本当に大きな壁でした。それは、私の語学力によるところも勿論大きいですが、ヨーロッパから派遣されているスタッフとマラウイアンの話す英語が同じ英語だとは思えないことでした。

赴任当初は、辞書なしでは患者さんの身体状況が全く分からず、回診に参加してもほとんど理解できない日もありました。ただ、理学療法士という職業柄、手で感じて動かし、同僚に示すということが出来たため、ボディランゲージや表情など言葉以外でのコミュニケーション方法は私にとって、とても有用なものでした。

現地語の壁

そして、二つ目の壁はチェワ語です。患者さん、特に子どもと女性はほとんど英語を話すことが出来ないため、現地語でのやりとりです。

「痛みますか?」「足を伸ばしてください」といった会話はすぐに出来ても、本当に患者さんが伝えたいことは何なのか、理解できずにいた当初、凹む日も沢山ありました。

ただ、チェワ語に関しては、挨拶やちょっとした一言でも話すと、患者さんの表情は一気に明るくなります。

さらに、チェワ語以外の言語であるヤオ語(私の配属先の地域に多い民族)を話そうものなら拍手喝采、病棟中に「このアズング(外国人)ドクター、ヤオ語を話せるぞ!」と叫ばれます。

日本人である私は考えたこともありませんでしたが、民族独自の言葉でのコミュニケーションは距離を一気に縮める最善の方法であることも学びました。

一年経った現在、ようやく英語・チェワ語・ヤオ語でのコミュニケーションにも慣れてきました。もちろんまだまだ不十分な部分も多々あります。しかし、伝えたい事が伝えられないもどかしさを1年間存分に味わった分、少しずつでも伝えられるようになった現在は、活動がずっと楽に楽しくなったと感じます。

まだまだ専門用語の英単語は難しいですが、残りの任期も患者さんとの会話を楽しみながらモチベーションを維持していければと思います。

玉枝さんコミュニケーション

それでは今日はこの辺で。さようなら。Tionegane!(ティオネガネ!:ヤオ語)

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