ニカラグアで作成した小児用ブランコと絵画用机!

Buenos dias (ブエノスディアス)おはようございます。ニカラグアから理学療法士の山田がお届けいたします。

今回は「現地で作製した福祉用具について」ということですが、こどもの療育センターに勤めることより、実用的な福祉用具というよりも遊び道具等の紹介となりそうです。

小児用ブランコ

まず一つ目は0-3歳、10kg以内の小児用ブランコです。

2ブランコ

材料はダンボール、縄、ペンキ、カッター、小麦粉、水といたって簡単に手に入るものばかりです。壁や床などの骨組みとなる主素材はダンボールのみです。

基本は小麦を水で溶き火にかけたのりでダンボール3枚1組の壁材を作ります。小麦粉でつくったのりでダンボールが接着されるのかと疑問に思う方も多いかもしれませんが、のりが乾燥した後の壁材はとっても硬く、耐久性抜群です。

学生時にちらりと学んだタンパク質のアミド結合はこんなにも強固なのかと大きな素材でもって改めて学び直した瞬間でした。

これらの壁材を基礎に、こども用の椅子型ブランコを作製しました。この椅子型ブランコはもともとのダンボールの角を利用することでより容易に作製することが出来ます。

背中部分を角のままにせず、敷居を入れて平ら部分を作ることで、こどもが背をよりかけても心地よくなるようにします。

また椅子型となるように両大腿が床材で圧迫されないように少し丸く切り取るのもコツです。

ブランコのリクライニング角度は縄の引き具合で調整できますが、安全対策として腹部の横両側に小さい穴を開け、布製の安全ベルトを追加することが出来ます。

1ブランコ

絵画用机

2つ目は私が担当する親愛なる青年のために作製した絵画用机です。

絵画6

彼は交通事故にて頭部挫傷し、現在左半身麻痺(ブルンストロームステージⅡ-Ⅲ)です。

3絵画

彼は事故に会う前から絵を描くことが大好きでした。その才能は他に秀でるものがいないほどで、学校の大壁画を担当したり口コミで有名になり作品を依頼されたりするほどでした。

絵画③

ところが、この交通事故により彼の生活は、一変してしまいました。事故から1年以上が経とうとする現在は、車椅子、または背もたれつき椅子での座位保持が2-3時間耐久できます。

頭部外傷後の後遺症で視力も弱化していますが、20cm前後であれば視覚できます。そのため、物の読み書きにはノートが顔の近くにあることが必要です。

以前のように絵画を楽しむためにノート立て机を作りました。最近は簡単なテーマを絵にする練習をし始めました。

絵画5

彼は以前のように描けない、イメージがわかないことに少しいらだちを感じるようです。

確かに今描くもの、過去に描いてきたもの比べれば違います。

でも今この瞬間、彼が描き出す線一つ一つに、私は毎回魅了され、熱いものが込みあげてきます。

3年目を迎える活動

ところで、10 月で私のニカラグア生活も2年が経過しました。長いと思っていましたが振り返ると大変短い月日です。

今は任期延長により、もう少しニカラグアについてここで報告させて頂けること嬉しく思います。

これからの3年目は去年見えなかったことがまた見えてきて、担当のこどもさん、ご家族から学び、感じることが出来るそんな得した時間になりそうです。

それでは今日はこの辺で。Nos vemos(ノスベモス)

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