ペルーで活動中のシニアボランティアの活動報告

JICAボランティア、シニアボランティアとしてペルーに派遣されている理学療法士がお届けします。

¡Hola! (オラ)こんにちは本日はマチュピチュやナスカで有名なペルー国から理学療法士のシニアボランティア廣田がお送りします。

配属先「日ペルー友好・国立障がい者リハビリテ-ションセンター」は日本と同様、50年の歴史を持つ国営病院です。名が表わすように日本の無償資金協力によって新築・移転し、職員数550名、医師84名(リハ医14名)、セラピスト111名(PT62名OT24名、ST25名)看護師69名の陣容です。所属する脳損傷部は医師4名、PT11名, OT7名、臨床心理士2名、MSW2名で構成されており、医療システムの流れは日本と同じ。技術的には中南米の主流であるBobath,Kabatなどを多用していますが、まだまだEBMに基づいた治療には至っておらず医師もセラピスト達もその辺りで日々悶々としているようです。日本で確認した要請は、運動療法プログラムの改善と人材育成だったのですが、渡秘直後に具体的内容が「障がい者スポーツプロジェクト」と判明。今までにリハという名の付くもの大抵は経験済み。障がい者スポーツも多少の心得はあり、直ぐに臨む事が出来ました。また私の場合、グループ派遣のため渉外促進の方が一緒に活動し語学力不足を補ってくれています。

SVの応募理由は「国際的視野を持ったジェネラリストの人材育成」を実践するためです。バブル経済崩壊後の20年間、日本の経済は低迷の一途でした。医療業界もお給料は上がらず裁判訴訟が起こり、セラピストの仕事も困難を増すばかり。しかしその中でも日本の医療は着実に向上し、世界に有する物となりました。これからは若いセラピストの方々に広い見識を持って国際学会での発表や国際協力などで活躍して貰いたい、そのチャンスとフィールドを提供することが私達の年代に課せられた使命と考えています。

第一弾として、8月に日本の理学療法学科学生が短期JOCVとしてこのペルーの地で活動します。また、12月には日本の国立病院機構との友好写真展も開催されます。

ペルーの場合、技術力もありモチベーションも高く対等なコラボレーションが可能ですが、そういうところばかりではない。しかし地域が変っても相手の目線に立ちニーズを探ることは、私達理学療法士の得意とする点です。日本の理学療法を過信しないこと、謙虚に誠実にコツコツと、先ずは目標を持って一緒に汗を流すことから始めましょう!人生は良い事ばかりではないけど、730歩のマーチ。

¡Änimo! (アニモ)元気出して!
SONY DSCリハレポ特集廣田①

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