2015年からWCPTに加入したモンゴルの理学療法学会とは?

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モンゴルからPT村野がお届けします。

今回は2015年6月に開催されたモンゴル理学療法士学会について紹介します。

モンゴル協力隊療法士メンバー

モンゴル協力隊療法士メンバー

モンゴルの理学療法士は2011年に養成校の1期生が卒業し、現在約80名が誕生しています。作業療法士の養成は2014年秋から開始されており、言語聴覚士の養成はまだ開始されていません。

モンゴル理学療法士養成にあたっては、群馬大学の先生方もご尽力されています。今年はモンゴル理学療法士学会が開催されてから5年目の節目の年で、昨年まではリハビリテーション医学会との合同開催でしたが、今年からは理学療法士協会単独での開催となりました。

モンゴル理学療法学会

学会の様子

 

今回の学会のテーマは「関節手術前後の理学療法」でした。演題数は8題、基調講演が7題で、群馬大学の先生方も講演されました。発表はモンゴル語と英語の2か国語のスライドで行われており、演者はモンゴル語、もしくは群馬大学の先生は日本語で話されていました。

演題は学会のテーマであるTKAが多く、その他にも心臓血管手術後リハ、がんリハなどがみられました。開催当初はケーススタディの発表が多かったそうですが、徐々に研究での発表も増えてきているとのことで、モンゴル理学療法士会の発展を感じます。

参加人数は理学療法士59名、学会全体の参加者は106名で、理学療法士以外にも医師や看護師などリハビリ関係者の参加も多いことが分かります。

JICAボランティアとしてはリハビリ職種の8名(PT6名、OT1名、ST1名)でブースを出し、患者記録、福祉用具、正しい摂食方法についてポスターやスライド、物品展示を行いました。特に福祉用具に関しては、まだまだ普及していないためか、興味を持つ参加者が多かったように思えます。

JICAブースの様子

JICAブースの様子

また参加された理学療法士に対してアンケート調査も行い、理学療法士の現状や今後の課題などを理学療法士協会の先生方と共有することもできました。

私個人としては、今回の学会で配属先の同僚と共同研究することができなかったので、来年の学会に向けてどのような研究をしていきたいか、一緒に考えていきたいと思います。

また今回の学会で、理学療法士協会の先生方をはじめとし、幅広いリハビリ関係者の方々と知り合うことができました。この関係を大切にし、今後の活動に活かしていきたいと思います。

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