リハレポ特集38号 他職種の途上国活動 エイズ対策丸山さん
こんにちは、Ingamo‼(インガモー)本日はガーナから感染症・エイズ対策の丸山がお送りします。
リハビリテーションに関わる方が多いと思いますので、まず初めに感染症・エイズ対策という職種について説明します。もともと感染症対策、エイズ対策と職種は分かれていたのですが、昨年秋より二つが統合され、感染症・エイズ対策となりました。感染症・エイズ対策といっても、その名の通り感染症の対策をしているのですが、国や地域、一緒に仕事をする同僚によって力を入れている保健活動は違うので、もちろん隊員によって行っている活動に違いがあります。同じような形態の活動を行っている職種には公衆衛生や保健師などが挙げられると思います。
今日はガーナで私が行っている日々の活動について簡単にお伝えします。
ガーナは南東部、ボルタ湖のあるアコソンボダムにほど近い地域が活動地です。この地域ではエイズの感染率が国内で随一高く、全国平均と比べても約9倍近い感染率に上ります。
配属先ではエイズ、結核対策を中心に配属先のデータ管理、資料作成、キャンペーンやイベントなどのサポートをしています。
また教育事務所で働く学校保健担当者と地域の学校を巡回し、HIV/AIDSに関わらずマラリアや環境問題などの啓発活動を行っています。最近は西アフリカでエボラ出血熱が取り沙汰されているので、いずれこれにかかる活動に取り組みたいと思っています。
そして、現在力を入れているのはフィールド調査で、HIVのピアエデュケーターである友人と家々を訪問し、HIVに関する調査、指導を行っています。配属先でのオフィス勤務がメインなのですが、必要に応じて村の巡回をしています。地域住民の生活状況や思いなど実際に家を訪問するまでみえてこなかったものが見えてきて、貴重な経験をしていると実感する日々です。
字数制限もあるため詳しい内容には触れられませんでしたが、機会があれば次回にでもお届けします。それでは、さようなら。Ok,fuo!!(オーケー、フオ!)