半農半療法士という生き方 タイ小林PT

2012年6月から2014年6月までの2年間青年海外協力隊でタイに理学療法士として派遣されていました小林勇一です。

私の配属先はタイの首都バンコクから北東に約40キロのパトゥムタニ県にある高齢者社会福祉開発センターで入所者に対して理学療法の提供等の活動を行っておりました。配属先の入所者は社会的な問題を抱えた高齢者が100名ほど入所されておりました。7割の入所者は身体機能に大きな問題のないいわゆる元気高齢者でした。

私が印象に残っていた場面は入所者がセンター内にあるマンゴーの実を取って食べたり、草花を摘んで髪飾りや薬味にしていたことでした。

センターには畑もあり定期的にではありませんが、作物を育て、入所者が収穫している姿がありました。自然と戯れる姿が身近にあり、とても良い光景であり、且つ心身に良い効果を与えてくれると思いました。そんな時に奈良県で半農半療法士として活動されている中川征士さんが私の配属先を訪問して下さいました。半農半療法士は半分は農業をし、半分は療法士をして農を通じた地域交流、世代交流を図られています。

Facebook(半農半療法士という生き方)
ページはこちらから
https://m.facebook.com/hannouhanryouhoushi
中川さんの記事はこちらから
http://1post.jp/2014/09/11/interview61_nakagawa/

私も帰国後に中川さんの活動を見学させてもらいに奈良県へ行きました。
奈良県桜井市で農地を借りて仲間の半農半療法士、様々な関係者を巻き込んで畑をサロンにして近隣に住む高齢者と共に井戸端会議や畑の開墾、野菜の栽培、草花を植える、染め物を作る、竹細工等のこの他にも様々な活動を行っておられます。

私が見学させて頂いた時にはサロンに参加された高齢者の方々に協力隊の経験談を少しだけお話しさせて頂きました。皆さんに熱心に聞いて頂き、とても嬉しかったです。

私はタイから帰国して半年経過しました。
協力隊の経験を生かし、地域に住む人々の健康増進、世代交流、地域作りの一貫として半農半療法士の活動を行ってみたいと考えています。もし、ご興味のある方がいらしたらご連絡頂けたらと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。

特集43 特集43-2

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