リハレポ特集35号 ドイツ国際平和村のお休みについて 勝田OT

Guten Tag.(こんにちは) ドイツより、ドイツ国際平和村(Friedensdorf International) 作業療法士 勝田がお届けいたします。

以前にも、投稿させていただきました。ドイツ国際平和村(以下、平和村)に関しては以前の記事もしくはHP(http:/japan.friedensdorf.de)を参考にしていただければ幸いです。

今回は、作業療法についてお話ではなく、ドイツ(ドイツ国際平和村)におけるお休み(有給)に関してお話しさせていただきます。なぜ、「お休み」をテーマにしたかというと、私がドイツで働いて、最も驚いたことだと思っているからです。

私の印象ですが、ドイツ人は、ドイツに限らず他のヨーロッパの国の方も、休暇に対し熱い思いがあります。『休暇のために働いている』といえば過言になるかもしれませんが、『休暇があるから頑張れる』という意識は確実にあると思います。そのため休暇を取るためにとても協力的です。

私の職場では年間に42日の有給が与えられています。同じ部署の職員同士、時期が重ならないように有給を消化するのは、ある意味大変です。そして各々が被らないように有給をとるため、職員がそろっている状況も稀です。普段の業務はある程度、役割分担されています。しかし、誰が抜けていても(誰が休暇中であっても)、業務に大きな支障が出ることなく2~3週間過ぎていきます。(1回の休暇が2~3週間であることが多いです。)このことにいつも驚かされます。普段は、「彼女が(もしくは彼が)いなければどうにもならない。」と思うような存在の人でも、その人の休暇中も、きちんと日々は過ぎていきます。そして、思うのです。日本はどうしてあんなに休暇がとりにくいのだろうか・・・・・と。

実際に、休暇のお話ですが、私の場合は旅行へ出かけます。(日本へ一時帰国することもあります。)ドイツ滞在の良いところは、他のユーロの国に簡単に旅行できることです。もちろんパスポートは持っていきますが、通貨はそのまま使えることが多く、言葉も近隣国であれば通じることがあります。ドイツ北西部に住んでいるため、オランダやベルギーヒア非常に近く、日帰りで旅行ができるほどです。日本からだと乗継が必要なクロアチアやモロッコなどの国も、直通があるため、簡単に旅行することが出来ます。

しっかり休暇でリフレッシュした後は、ドイツ平和村が恋しくて仕方なくなります。そして、また新たな気持ちで仕事に取り組めます。ドイツで働いて学んだこと、『休暇って必要なんだな』です。ドイツ人に言わせる、私は休暇の過ごし方が、まだまだ未熟だそうで、それも含めて、もっと学んでいきたいです。

写真① クロアチア ② スペイン ③ ドイツ ④ モロッコ

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