サモアで活動中の谷口さんはなぜ協力隊を志したのか?
Malo.(こんにちは)サモア独立国から作業療法士の谷口がお届けします。
私は友人から協力隊へ行くと報告を受けたことがきっかけで応募を考え始めました。
学生の頃から協力隊の存在は電車のポスターなどで知っていましたが、イメージも湧かなかったし応募しようとまでは思いませんでした。
専門学校を卒業後作業療法士としてリハビリテーション病院(4年間勤務)で働き始め、メイクが剥げ落ちる程目まぐるしく日々が過ぎていきました。そんな中友人から協力隊に行くと報告を受け、「身近な人が協力隊に行ったりするのだな」と感じました。私が作業療法士を志したきっかけも開発途上国の子供達を支援する療法士の姿をテレビで見てだったので「私も協力隊に参加したい」と現実的に進路を考えるようになりました。ただそう思いながらも経験不足・語学・将来への不安がありました。恥ずかしい話応募時決められたTOEICの点数は取れていない、要請であった小児領域は経験したことがない。国家試験にも1度落ちている。そんな私が支援をするなんて無理だと思いました。
2年間本当に行くべきなのか悩みましたが仕事を辞め、英会話に通い、今回の試験で落ちたら潔く諦めようと思い履歴書を送りました。
思い描いていた大きなギャップは逆にありません。
初めて任地に行ったとき予想通り語学・知識不足を痛感し「私は何もして差し上げることは出来ない」と感じました。それは活動中盤に差し掛かった今でも思います。
ただ、協力隊とは「今までなかった道(企画をし何か形にする)を切り開いていくものだ」とスターのような人物像をイメージしていましたがそれは違うと思っています。中盤ボランティアとして何か結果を残さなければならないと身近にある大切なものを忘れていました。でも一番大切なのは、現地の方に寄り添い共に悩むこと。初心を忘れず活動を全うしたいと思っています。
このような記事を見て1人でも協力隊に興味を持って頂けたら嬉しいです。
子供達可愛いですよ。
それではTofa saifua(さようなら)