サモア谷口OTによる障がい児支援機関での活動紹介

Talofa (タロファ)。こんにちは。本日はサモア独立国の谷口(作業療法士)がお送りします。

私が活動している配属先はNGOが支援を行っている障害児支援機関です。首都であるアピアと言う所にあります。サモアの障害児支援は主にNGOが行っており、私の配属先はサモアで最大の支援機関となっています。主なサービスは学校教育と自宅訪問によるリハビリテーションの提供を行っており、私はその2つの事業のお手伝いをさせて頂いています。NGOの支援と言うこともあり、授業料・送迎の際のバス費・ノートや鉛筆などの文房具・訪問時のリハビリテーション費は無料です。

活動拠点である学校は日本で言う特別支援学校のような所で主には脳性麻痺・自閉症・ダウン症・知的障害・聴覚障害のお子さんがいらっしゃいます。年齢幅広く5歳から上は30歳の方まで在籍し、7クラスに分かれており、各クラス多い所で20名程、先生2~3人で対応されています。先生自身、脳性麻痺や聴覚障害を抱えている方もいますが生徒達と毎日奮闘している姿が見受けられます。

訪問に関しては大きく2つの島をスタッフ10名2チームに分かれ訪問しており、現在262名登録があります。主に、首都のあるウポル島を4日間に渡って訪問、1日多い時で15件程訪問しています。

サバイイ島と言うもう1つの島はフェリーを利用しサバイイ島まで行きワゴン車を使って月に1回3日間で訪問しています。

サモアは作業療法士およびリハビリ職種を養成する学校も資格制度も無いため、障害教育を学んだスタッフがリハビリテーションを提供しています。また配属先はニュージーランド・オーストラリアのサポートが手厚くボランティアの出入りが比較的多いため、ボランティアから知識を得ている現状にあるようです。

写真は私が活動している学校・訪問事務所の写真です。次回は私の活動内容について記載します。

それではさようなら。Fa soifua(ファーソイフア)
第1回サモア②第1回サモア①

第1回サモア④第1回サモア③

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