齋藤OTによるコロンビア福祉事情紹介

Hola! Buenos días.(オラ!ブエノスディアス)コロンビアから、作業療法士の齋藤がレポートさせて頂きます。今日は写真+動画でお伝えします。良かったら動画の方もご覧になってください。スペイン語ですが、雰囲気が伝われば幸いです。

今回は私の街の福祉事業という事で、コロンビアの公共交通機関に焦点をあててお伝えしたいと思います。

私が活動していますコロンビアの首都ボゴタでは、路面電車のような公共バスサービス「トランス・ミレニオ」があります。こちらはJICAが事業計画段階での開発調査に協力した交通機関で、専用の駅には障害者の方でも利用できるようにスロープがついていたり、エスカレーターが設置されています。もちろんリハビリを受けにくる車いすや松葉杖歩行の利用者さんも利用されていらっしゃいます。

実はトランスミレニオと同系列の路線バスが1年半前位から導入されています。私も利用させてもらっているのですが、車内は綺麗で、普通のバスと違い料金もやや安めです。いろいろな路線がありバス停もたくさんあるので、トランスミレニオの駅が遠い方にはとても便利です。しかしこのバスは、バリアフリー化されていないのです。入り口と出口には必ず階段があるため、車いすの方は乗れないのです。コロンビアの最新の法律(2013年)によると、10年間でバスのバリアフリー化をしていくと書かれているそうです。

この10年という数字は、当事者にすれば長い数字です。そこで配属先にいらっしゃる障害者の方々が、バスのバリアフリー化を求めて政府やバスの運転会社に対してキャンペーンをしています。その様子はテレビニュースにもなりました。こうやって現地の方や当事者が積極的に福祉事業の改善を行うことはとても重要な活動だと思います。自分が行動しなければ未来は変わらないことを彼らは知っているし、彼らだからこそ伝えられることもあるのだと思います。私が直接的なお手伝いをすることは難しいですが、1日でも早く彼らが自由に交通機関を利用できる日が来るのを祈るばかりです。

その他の街中の福祉事情は、歩道から道路に降りる際のスロープは存在するものの、急だったり、段差があったりと使いづらいとのことでした。残念ながら市街地から離れるとスロープはございません。また、飲食店等のバリアフリー化についても、比較的裕福層にある飲食店は設備が整っているそうです。

それではこの辺で失礼いたします。Hasta luego. Chao!(アスタルエゴ.チャオ!)

第3回コロンビア齋藤①第3回コロンビア齋藤③

第3回コロンビア齋藤②

 

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