リハレポ170号 途上国へ来る前に勉強しておけば良かったことは? モンゴル小泉PT
Сайн байна ууこんにちは。モンゴルから理学療法士の小泉がお届けいたします。
意外なニーズがある途上国。想像を超えた要望をされることが多いです。私がモンゴルに来て求められたのが以外にもパソコンと数字に関することでした。
首都の病院リハビリテーション科で、理学療法部門の立ち上げ活動を行っていたのですが、患者のデータ管理とかそういうことも含めて、いわゆる診療システムの構築を行っていました。日本では、理学療法=患者指導という側面が強い中で仕事をしていましたが、モンゴルではマネジメントという側面が強い中で2年間活動をしてきました。
そのマネジメントの中でも具体的に“患者データの”取り扱いに関するニーズが高く、どうやってデータを収集して管理するのか?ということでした。
衝撃的だったのはそれまでリハビリテーション科のデータ管理をしている看護師の仕事をみていると、PCでデータ管理しているもののの、ワードの表を使っており、集計などの計算は電卓で行っているという状況でした。地方の病院でしたらこういう状況も分かるのですが、首都の病院、しかも国の中核病院ですから、他の病院へ及ぼす影響も強く、これには驚きました。
そこでリハビリの知識だけでなく、カルテを使用したデータ収集から、エクセルでのデータ管理の方法まで指導をするということになりました。エクセルや統計は得意ではないのですが、結構好きな分野ではあったので抵抗はなかったのですが、でも知識不足は否めませんでした。
現在、日本に帰国して勉強中です。
それでは今日はこの辺で。Баялтай(バヤルタイ)!さようなら!