リハレポ174号 現地の方にかけられたあの一言 タイ三澤PT

สวัสดีครับ(こんにちは)。タイから理学療法士の三澤智がお届けします。

赴任して2ヶ月が経ちました。毎日が飛ぶように過ぎていってしまいます。「現地の方にかけられたあの一言」。すぐに思い浮かんだのは、不安ばかり考えていた赴任直後、カウンターパートがグーグル検索を駆使して伝えてくれた言葉です。

私はタイの首都バンコクから東へ85km、チャチュンサオ県のバーンパコン障害者ホームという入所型障害者施設に赴任しています。入所棟7棟、入所者数約300名。理学療法士1名(女性)、理学療法助手2名(ともに男性)と私、4名で1日約35名の治療を行わせていただいています。

私のカウンターパートは上記の理学療法士。彼女は私より10歳ほど年下の新人理学療法士です。赴任直後も今もタイ語が少ししか話せない私のため、いつもGoogle検索を駆使して伝えてくれる優しい人です。

赴任して数日経った時のことです。午後に施設内の壊れている車椅子を交換しに行こう、と言われました。敷地も広いので車椅子を車の荷台に詰め込みます。力仕事を手伝い、気候が暑いこともあって汗だくになりました。

荷台で休憩中、彼女に「仕事は楽しいですか?」と聞いてみました。笑顔で「楽しい」と答えてくれます。そして、携帯で検索を始めます。画面には、

「私」「恐怖」「あなた」「退屈に思う」。

人が足りない現実、マンパワーで働く日常、彼女が考えているであろう伝えきれない不安を含め、新人なのに今後のことを心配してくれていました。赴任直後の右も左もわからない生活、言葉、仕事、自分の不安ばかりで、ボランティアを受け入れてくれる方々への思いやりに欠けていたことに気づかされました。

まずはここでちゃんと仕事ができるようになることから始めよう、と決めました。このスタート地点の確認でとても心が楽になったのを覚えています。

「あの時とても嬉しかったので紹介したい」と彼女に伝えたら、ドヤ顔でOKしてくれました。私のカウンターパートはとても優しく、ドヤ顔もできる人のようです。

タイ、チャチュンサオ県、バーンパコン障害者ホーム。理学療法士1名、理学療法助手2名、日本人理学療法士1名。今日も頑張ります。

7-4タイ三澤さん

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