海外で理学療法士として1人の人間として成長するための協力隊
ハバリ?どうもこんにちは。タンザニアから理学療法士の佐藤皓弥がお届けします。
自分が青年海外協力隊を志した理由はとても単純です。強い意志をもって何かやってやる!というよりも、とにかくおもしろそうだからというちょっと不純な理由です。しかし、実際に活動して今思うのは、きっかけは何であれ、挑戦してみてよかったと思います。
協力隊OBからの一言
最初は不安もありましたが、説明会でOB隊員に言っていただいた「行きたいという気持ちがあるなら行った方が良いよ」という一声で応募を決意しました。
働いていた病院を辞めなくてはいけないため、申し訳ない気持ちもありましたが、自分みたいなものでもどこかで力になれればという気持ちと、海外での活動を通してもっともっと理学療法士として、人間として成長したいという思いが勝りました。
今現在、活動していて思うのは、不安的中でたくさんの困難に遭遇しております。言葉も文化も違う環境での活動は、予想していたことから予想していなかったことまで、いろいろなことに遭遇します。しかし、住めば都という言葉もあるように、時間とともに慣れてきたように感じ、楽しく過ごしております。
日本ではないケースに遭遇する毎日
実際の病院での活動では、日本ではあまり見られない骨折後の変形治癒に対するリハビリや日本ではほとんど経験していなかった小児のリハビリ、日本では本来理学療法士の仕事ではない薬やレントゲンの処方等、もっと準備してくるべきだったと後悔することが多いです。
しかし、来てから後悔してもしょうがないので、最近は、自分で出来ること、頑張れば出来ること、出来ないことに分けて考え、出来ることは一生懸命行い、頑張るべきものは調べたり聞いたり自分で試したり等して行い、出来ないことは同僚に助けてもらいながら行っています。
助け合い
協力隊として助けに来たはずなのに助けてもらってしまっている部分もありますが、一緒にリハビリを行うことで、話し合ったり、考えたりする機会が増えるので、お互いに成長する機会が自然とできているように感じます。
自分が努力した分、自分の成長だけでなく、タンザニアの同僚理学療法士の成長につながればとても素晴らしいと思います。
まだまだ貢献できているとは言えませんが、自分の2年間の活動を通して少しでもタンザニアの医療のために貢献できればと思っています。
それではこの辺で。アサンテサーナ(ありがとうございました)