ガーナで障がいをもつ子供達を支える理学療法士!
Efoa?(エフォア?)お元気おですか?今日は、ガーナから理学療法士の池田がお届け致します。
今回は、私の配属先の学校と活動について紹介します。
身体障害者職業訓練校とは?
私の配属先は、身体障害者職業訓練校です。とは言え、障害を有していない生徒も在学しています。全校生徒の半数が何らかの障害を有していますが、身体障害に留まらず、知的障害、広範性発達障害、聾と様々です。
また、15歳以下の障害を有する子どもの入所施設も併設されています。彼等の障害もまた、様々です。
どのような活動?
主な活動は、生徒と入所児童に対するリハビリテーションの実施です。また、近隣地域からの外来利用者のリハビリテーションも行っています。
日々の活動場所は、学校の一角に設けられたリハビリテーション室です。一般的なリハビリテーション機器は一通り揃い、恵まれた環境と言えるのではないでしょうか。
配属先は“学校”なので、Drは勿論、医療従事者は私以外にいません。
要するに、一人職場です。リハビリテーション実施の他、福祉機器管理、リハビリテーション部門の管理・運営、その他諸々リハビリテーションに留まらず、医療・福祉に関する事全般が私の仕事です。
時には、沢山の壊れた車椅子を使えるようにと、パーツを探して、取り外して、付け替えてと車椅子業者の様なこともしています。
人材育成
また、配属先からは、リハビリテーションアシスタントの人材育成と、外来利用者数の増加も強く求められています。人材育成に関しては、現在一人の生徒に対して、最低限必要であろう基礎知識を教えています。外来利用者数増加に関しては、地域に出向くことで何とかならないかと試行錯誤を繰り返しています。
仕事内容を羅列すると、ものすごく忙しそうに見えるかと思いますが、ここはガーナ、そうでもないんです。
運よく、配属先からの要望と、私のやりたい活動の多くがマッチしているので、アレンジして楽しませてもらっています。
入所児童の通う小学校に足を運び、学校生活上の不具合にアプローチしたり、訪問リハビリテーションをしたり、近隣医療機関に足を運んではリハビリテーションのニーズをリサーチしたりと、かなり自由に幅広い活動をしています。
医療制度も福祉制度もまだまだ整備が必要ではありますが、それ故、活動の入り口は沢山あるのでとても面白いと感じています。
それでは今日はこの辺で。Mya ga do go(ミャガドゴ)さようなら。