ニカラグア山田PTが感じた異国でのコミュニケーション事情

Còmo les fueron?? (コモレスフエロン?)いかがお過ごしですか?ニカラグアから理学療法士の山田がお届けいたします。

ある日同僚と討論をしました。事の発端は仕事上の同僚の態度について意見したことで、患者さんであるこども達やそのお母さん方の前ではしてはいけないなぁと思う言動や態度についての討論でした。その場は私も熱くなっていたので、後々考えるともう少し違う伝えた方とか出来たかも知れないなぁ。次の日顔を合わせずらいなぁ。と反省しながら夜を明かしました。

翌日、気が向かないままに出勤したわけですが、同僚の何事もなかったかのようなさっぱりとした様子にこちらが逆にびっくり拍子抜けしてしまいました。あまりにもあっけらかんとしているのでもしかして討論したことを忘れてしまっているかなと心配になるほどでした。

またある日、今度は同僚同士が言葉の使い方で討論となりました。結果として汚い言葉を受けた同僚が泣いてしまいました。その場の空気はまたたくまにどんよりし、周りの私を含めた同僚達も何も言えず、その後の二人のやりとりをただ見守っていました。

その晩はまた職場に行きづらいなぁと気を揉んで翌日を迎えた訳ですが、ここでも同僚同士は何事もなかったのように普通にやりとりしていました。なんだか心配し損だったなぁと思わせると同時に爽やかさも感じました。

ニカラグアの同僚達は大体が昨日の事は終わった事として尾を引きません。また討論になるくらい自己主張もしっかりしています。ですので、一連の出来事から私も同僚にはしっかりと自分の意見を遠慮することなく伝えるようにしています。意見によっては、こんなこと言ったら嫌わてしまうかななどという、日本にいた時には当たり前にあった繊細な心配はいらないと自分なりに感じています。

また違う場面では友人がニカラグアのことわざを教えてくれました。直訳すると「明日はもうないと思え」のようになります。この方言はニカラグアの方々を良いも悪いも二律背反してうまく表現しているなぁと感じます。

一つは、計画はあってないようなもの、何をするでも前後考えずに物事にぶつかっていく猪突猛進のような考え方、反対に、もう一つは、思いついたらあれこれ考えずその場で行動しよう、今日の今の瞬間を大切にという思い立ったら吉日のような考え方です。

私が日本で普通としていた感覚でこちらの方と接していると、この解釈の前者の悪い面ばかりを見てしまいがちな日が多いです。でも最近はそんな瞬間こそ、ことわざの後者の解釈が現す彼らを思い出し、今日のこの瞬間を大事にしたいという彼らの良い味を楽しみながら一緒に過ごして行きたいと心がけています。

では今日はこの辺で。Hasta pronto! また近々会いましょう。

第4回ニカラグア山田①

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