JICAボランティア、青年海外協力隊として活動する理学療法士がタイからブログをお届けします。
สวัสดีครับ(サワッディークラップ)こんにちは。タイから理学療法士の小林勇一がお届けいたします。
今日は配属先と私が活動しているリハビリ室を紹介します。私の配属先はタイの首都バンコクから北東へ約40キロのパトゥムターニー県にあるパトゥムターニー高齢者社会福祉開発センターというところで、活動しています。
私の配属先はタイ全土に12か所ある高齢者社会福祉開発センターの1つで、2007年に設立された国の施設です。身寄りがない、経済的な問題がある、家族の介護放棄、疾患を持っているなどの問題を抱えた自宅で暮らすことができない高齢者が約100名入所されています。
21年度3次隊で作業療法士隊員が派遣されており私は2代目となります。現在施設には理学療法士などのセラピストは在籍しておらず、私が入所者に対して理学療法を提供しております。カウンターパートはレクリエーション指導士ですが、リハビリに対して理解を示してくれており、私の行う理学療法に対して一緒に考えて、協力してくれています。
また活動を開始した当初理学療法室はあったのですが、理学療法機器(レッグエクステンションや平行棒など)がほとんど使われていない状況で、置きっぱなしの状態でした。私が来たことにより、リハビリ室でリハビリが行われるようになりJICAの支援で新たな理学療法機器、物理療法機器などを取り入れ、リハビリ室の充足を図っております。また移動が困難な入所者に対してはベッドサイドでの理学療法も提供しております。

現在タイではLTOP(要援護高齢者等のための介護サービス開発プロジェクト)が2013年1月14日から2017年8月31日までの予定で取り組みが行われています。タイでも高齢化が急速に進んでおり、現在タイ政府でも高齢化に対する取り組みを行われていますが、日本のこれまでの高齢化対策をタイの現場で生かしていけるとの観点から日タイが協力して高齢化対策を進めていくことになりました。私の施設も高齢者センターであるため、今後プロジェクトと協力して現場の情報提供やプロジェクトとの連携を図っていけたらと考えております。
現在の活動で力を入れていることは、入所者に対する理学療法の提供と、施設内外で行われるイベントへの参加、協力です。
それでは今日はこの辺で。読んでいただきどうもありがとうございます。ขอบคุณมากครับ(コップクンマーククラップ) !
*LTOP(要援護高齢者等のための介護サービス開発プロジェクト)についてはこちらをご参照下さい。
http://www.jica.go.jp/project/thailand/015/index.html